日本公認会計士協会東京会 編
霞出版社 発行
会社創設の目的の一つは、創業後の企業価値を高め、その実現を図ることにより創業者利得を実現すること、また、外部資本を調達している場合には、同じく企業価値を高めることにより株主への利益還元をすることにあります。
企業価値の測定の手法は、従来型の財務諸表から算出される各種比率に基づく評価に加え、キャッシュ・フローあるいは企業の付加価値に基づく評価、さらには、環境への取り組みを反映する環境会計等近年多様化しています。
本書は企業価値を高めるための経営マネジメントとは何かというコンセプトにおいて、会社創設期、成長期、成熟期等のそれぞれのステージごとに留意事項をまとめたものであります。
具体的には、次の4章からなっております。
1.「会社創設期のマネジメント」
2.「会社成長期のマネジメント」
3.「会社の価値を実現させる」
4.「その後の課題」
各章には、最先端の知識と情報が満載されています。
本書は、企業の経営担当者および公認会計士や税理士など経理の指導者のお役に立てるものと思います。